「ジャック・ダニエル」

2017.01.28.


部長 月田です。

昨年の展示会で「ジャック・ダニエル」のブースにおいて、テネシーウイスキーの伝統的な製法である「チャコールメローイング製法」について説明を受けました。

【テネシーウイスキーであることの条件】

「ジャック・ダニエル」がバーボンと区別されテネシー・ウイスキーと分類されているには他のウイスキーとの違いを生むのに、重要な工程があります。

①テネシー州でつくられていること

②チャコールメローイング製法で作られていること

この製法を守り続けたことで、世界最高級のウイスキーとして認められ、彼の蒸留所と木炭で濾過され樽で熟成されたウイスキーの認知度が高められました。

この製法を確立させたジャック・ダニエルは実在の人物。

7歳で働き始めたジャックは、蒸留所のオーナーでもあった牧師からウイスキー造りの全てを学び、わずか13歳で蒸留所を譲り受けました。当時から木炭で濾過する工程を重視していました。各地の蒸留所が手間とコストを省くためにこの製法を辞めていく中、改良を重ねて独自の「チャコールメローイング製法」として完成させました。

【チャコールメローイング製法】

実際のチャコールメローイング製法を再現しているところを撮影してきました。

まずは、ガラス面の中の錆びた管から1滴、1滴ウイスキーが滴り落ちてきます。

ウイスキーの滴が落ちる先には、敷き詰められた大量の石炭があり、これによりゆっくりと濾過されます。

ジャック・ダニエルの蒸留所では4Mの木炭が積み上げられ、12日間かけて濾過を行っています。

この木炭も創業者ジャック・ダニエル氏の独自の方法で屋外での木炭の製造を実現しました。

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この「チャコールメローイング製法」の前後のウイスキーを呑み比べすることが出来ました。

カップの中には、前・後のどちらにしても透明な液体。ラベルの書かれた「AFTER」と「BEFOR」の文字でどちらかが判断できます。

そして、この液体を試飲すると、全く別物であることを感じます。

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【ジャック・ダニエル、完成】

チャコールメローイング製法で濾過された透明なウイスキーが、テネシーの丘に点在する貯蔵庫で、ジャック・ダニエルは何年もかけて熟成されます。

季節の変化で気温が上下するたび、樽は膨張と収縮を繰り返し、これに合わせてウイスキーがホワイト・オークの樽に沁み込んだり押し出されたりして、木の成分を取り込んでいきます。

こうして、ウイスキーのフレーバーと深い琥珀色が誕生します。

【ジャックダニエルは、柔軟です】

展示会で色々と説明してくれた営業の方によると、「ジャック・ダニエル社は柔軟ですよ」と話していました。

ウイスキー作り関しては、頑ななまでに製法を守り続けているものの、世界の市場でのジャックダニエルの立ち位置を確認しながら、販売方法については各国の提案に柔軟に対応。

現在世界的に、酒に対して「軽さ」が求められるようになり、ジャックの炭酸割りの吞み方を推奨し、「ジャックソーダ」「ジャックコーク」「ジャックジンジャー」をメインで販売数量を伸ばす努力をしているそうです。

「ジャック・ダニエル」のファンではないのですが、展示会のブースで「チャコールメローイング製法」について質問した営業マンが「よくぞ聞いてくれました!!」と丁寧に説明をされ、吞み比べでの体験があって、更に興味が湧き調べていました。

真摯に作り続けるウイスキーの背景を知ると、更にウイスキーが美味しく感じます。


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