ウイスキーの歴史(スコッチ・ウイスキー)

2015.03.17.


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部長 月田です。

今日からは「スコッチ・ウイスキー」について書いていきます。

朝ドラ「マッサン」では、放送開始頃にはスコットランドへ留学して学んだウイスキー作りが描かれていました。

そのイギリス北部にあるスコットランド地方で熟成・蒸留されたウイスキーの総称になります。

スコッチ・ウイスキーの特徴は、麦芽を乾燥させる際にピートを使用するため、ピートに由来する独特のスモーキー・フレーバーがついていることにあります。

スコッチ・ウイスキーの定義としては、「穀物を原料として、酵母により発酵させ、95度未満(94.8度以下)で蒸留を行い、木の樽で最低3年以上熟成させたもの」とさせています。

スコッチ・ウイスキーの歴史は、前にも述べましたが、遅くとも15世紀には始まるとされています。その後、数々の歴史的過程を経て、今から150年ほど前に、連続式蒸留機の誕生により、モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーの分化があり、さらに140年ほど前にブレンデッド・ウイスキーが誕生すて、産業として発達しました。第二次世界大戦後は、世界的に愛飲されるようになり、急激な伸びを示し、現在に至っています。

現在、スコッチ・ウイスキーは製法上から3つに分類されています。

①モルト・ウイスキー

②グレーン・ウイスキー

③ブレンデッド・ウイスキー

「モルト・ウイスキー」とは、大麦麦芽だけが原料で、通常、発酵後、単式蒸留機(Pot Still)で2回蒸留し、ホワイト・オークの樽でじっくりと熟成させたウイスキーのことです。

こうしたモルト・ウイスキーの蒸留所(ディスティラリー Distillery)は約100ありますが、稼働しているのは約80か所。そして、蒸留所ごとにピートの炊き込み具合から、蒸留釜の形状、樽熟の仕方まで違うため、生まれてくるウイスキーの性格がそれぞれ違います。つまり、蒸留所の数だけ、タイプの違うモルト・ウイスキーがあるといえます。

このように個性のひとつひとつ違うウイスキーを、他の蒸留所のものとブレンドしないで、個々の蒸留所内でのバッティングのみで商品化したものをシングル・モルト・ウイスキーといいます。

シングル・モルト・ウイスキーと同じような言葉に、ピュア・モルト・ウイスキーがあります。これはひとつの蒸留所のモルト・ウイスキー同士をバッティングしたシングル・モルト・ウイスキーと、いくつかの蒸留所のモルト・ウイスキー同士をブレンドしたヴァッテッド・モルト・ウイスキーの両方に分かれます。

FBページでも書きましたが、「竹鶴」も”余市”と”宮城峡”の二つの蒸留所のモルト・ウイスキーをブレンドしたヴァッテッド・モルト・ウイスキーになります。

ただ、先日世界大会で表彰された「竹鶴」はピュア・モルトという商品名をつけています。

佐藤哲也が考える理由として、日本人の響きに対するイメージではないか、ということです。

ブレンダーが掛け合わせた美味しいウイスキーを、今日もどうぞ。

 

 

部長 月田です③

2015.03.17.


 

 

お疲れ様です、部長・月田です。

FBページ、HP、食べログ、店内のPOPを担当しています。

カウンターにほとんど立つことが無い為、最近も「部長・月田は誰ですか?」という質問を頂きました。

1967年6月に東京都豊島区大塚で生まれ、育ちました。大塚は、池袋と巣鴨に挟まれた場所で、昔は芸者の置屋さんがある町でした。

JR大塚駅から見える風景に路面電車(荒川線)の線路が見えることが特徴です。

 

海外旅行、観劇、映画鑑賞が趣味です。

 

お酒は大好きで、いまは専ら書く為に吞んでいます。

長いお付き合いになるかと思いますが、宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月のご案内

2015.03.10.


 

 

桜と春味

【おすすめ】

☆桜ハイボール

(乾杯の席に、グラスの中で満開になる桜で華やかに)

 

☆再会のハイボール

(氷が無いハイボールは薄まらないから、話しこんでも美味しさが続きます)

 

☆国産若鶏・ロティサリーチキン【春味

(何増にも重なるスパイスの香りが、軽やかさを運んできます)

 

☆おなかいっぱい、シュークルート

(大好きなベーコン、ソーセージ、たっぷりあるから分けあえます)

 

【イベント】

3/20(金)・・JAZZ生演奏(20時~)

【スケジュール】

3/21(祝)・・・通常営業

3/22(日)・3/29(日)・・・定休日

 

ウイスキーの歴史(日本のウイスキーの特徴)

2015.03.10.


赤ぴぐとミモザ

部長 月田です。

昨日頂いた「ミモザ」の花。

店内に飾ると、そこは春。

希望を感じる、黄色の花。

しっかりと感謝の気持ちを忘れずに歩んでいきます。

ありがとうございました。

早速、今日は「日本のウイスキーの特徴」について。少し前の回でも書いたように日本のウイスキーは基本的にはスコッチ・ウイスキーに似ていながら、スコッチ・ウイスキー特有のクセ(スモーキー・フレーバー)をソフトに抑え、水割りにしても伸びの効く香味を持つということですが、もうひとつ、モルト・ウイスキーまたはグレーン・ウイスキーに、アルコール、スピリッツを加えたものもウイスキーとされることです。

平成元年4月に改正された酒税法では、ウイスキーの定義を次のように下しています。

<酒税法第3条からの抜粋>

イ 発芽させた穀類および水を材料として糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の蒸留時のアルコール分95%未満のものに限る)。

ロ 発芽させた穀物および水によって穀類を糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の蒸留時のアルコール分95%未満のものに限る)。

ハ イまたはロにあげる酒類に、アルコール、スピリッツ、香味料、色素または水を加えたもの。但し、イまたはロにあげる酒類アルコール分の総量が、アルコール、スピリッツまたは香味料を加えた後の酒類アルコール分の総量の10/100未満のものを除く。

つまり、大麦麦芽に代表される発芽させた穀類を原料の一部、または全部として、アルコール度数95%未満で蒸留した酒が、ウイスキーということになります。このうちイにあてはまるのが、モルト・ウイスキーという表記がラベルに記されます。ひとつの蒸留所だけの場合は、シングル・モルト・ウイスキーといえます。

ブレンデッド・ウイスキーについては、日本の場合、イとロをブレンドしたもので、これは大部分を占めています。が、更に、酒税法によりアルコールなどを加えたものもブレンデッド・ウイスキーとされています。が、その際、イまたはロの酒類がどの程度混和されていなければならないかを規制しているのがハになります。

ウイスキーに使用されているスピリッツやアルコールは次のようになります。

・グレーン・スピリッツ~トウモロコシなどの穀物を原料に、酸素剤を用いて糖化、発酵させ、連続式蒸留機で、アルコール分95%以上で蒸留されたもの。穀物由来のうま味が、グレーン・ウイスキーより少ない。ウイスキー以外にもジンやウォッカにも使われる。

 

・ブレンド用アルコール~原料としては、通常、ラムと同じ糖蜜が使われる。これを発酵後、連続式蒸留機でアルコール分95%以上で蒸留する。きわめておとなしい中性的な性格を持ちます。

 

日本では、これを酒類の製造途中で使うと、酒税法上「原料用アルコール」、「ブレンド用アルコール」と呼ばれます。

また、ウイスキーのラベルには、原材料「モルト、グレーン」という表示がみられますが、これは、モルトは「麦芽」、グレーンはトウモロコシなどの「穀類」を意味するもので、モルト・ウイスキーやグレーン・ウイスキーを意味するものではありません。

さらに、製品によってはラベルに年数表示をしたものもあるが、これは使用した原酒のうち、もっとも若い貯蔵年数のものを表示しています。

次回は、いよいよ「スコッチ・ウイスキー」についてです。

朝ドラ「マッサン」も1カ月を切りました。

この数日、ウイスキーを戦火から守り続けたマッサンの思いが伝わるシーンが続いています。

 

 

 

 

 

 

ウイスキーの歴史(ブレンデッド・ウイスキー)

2015.03.05.


余市

部長 月田です。

写真は店内に飾られた「余市蒸留所」が新聞広告に掲載されたものです。

昨日の朝ドラ「マッサン」で「再会のときに笑顔で迎えて喜ぶ為に」というセリフがありました。「再会」という言葉を「別れる」ときに再び会えることを祈りながら送りだすことだと感じました。

Dewar’s12年のハイボールには、「再会のハイボール」とつけました。この春に旅立つ人を送り出す時に、ぜひ沢山話しをして下さい。なぜなら氷なしで決して薄まらないハイボールならば、会話が弾んでも美味しさはそのままです。

Dewar’sは160年もの歴史をもち、ブレンダーが同じ味を守り続けた世界に誇るブレンデッド・スコッチ・ウイスキーです。

さて、今日はブレンデッド・ウイスキーについて。

ブレンデッド・ウイスキーは、モルト・ウイスキー原酒とグレーン・ウイスキー原酒をブレンドすることから始まります。個性の強いモルト・ウイスキー原酒と、引き立て役のグレーン・ウイスキー原酒が新たなハーモニーを作り出し、ブレンデッド・ウイスキーの香味を作り上げます。

その後、水を加えてそれぞれの製品のアルコール度数まで割り水され、さらに、香味を安定させるために、後熟(再貯蔵)し、瓶詰めされた製品になってからは香味は向上することはありません。

ブレンデッド・ウイスキーのブレンドの役割は、製品としての均一化もありますが、もうひとつの特徴は、消費者の好みに合わせた新しい味の創作でもあります。

さて、明日は「日本のウイスキー」はスコッチ・ウイスキーに似ているものと、もうひとつあります。

そんな「日本のウイスキー」について。

 

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